出産の話12
3センチの壁をなかなか超えられず
先生は少し考え
「さっきよりも子宮は下がってきてて進んでる。3センチから開き始めたらその後は一気に進むと思うのでこのまま促進剤を続けましょう」
そう言うと思った
苦しいけど私の体のことを思っての判断
わかったよ先生
まだ頑張る
「ただこのまま開かない可能性もある。母体の体力もなくなってしまう。どこかのタイミングで帝王切開に切り替えることも考えます」
もう帝王切開にしてほしい…
旦那の両親、妹が病院まで来てくれてた
でも分娩室に入れるのは1人だけなので会うことはできない(できればこんな汗だくドロドロげっそりで叫んでる状態で会いたくない笑)
旦那が状況を話しに家族の元へ
私一人…
一人で痛み耐えられるかな…
…ぃぃぃいたたたたたぁぁぁ!!!!
(自分で腰ぐりぐり😭)
18時頃
私の母も様子を見に来た
病室に着いて看護師さんに聞いたら分娩室にいると言われ入ってきたらしい笑
母にはこんなに苦しんでる姿を見せたくなかった
だから母の前では「痛くないよ?平気だよ?」って感じで痛みを耐えようと試みたけど案の定無理でした笑
母の前で叫んでしまった…
18時半頃かな
再度先生の内診
ここでも子宮口は3センチ
やっぱりなって感じ
先生に聞かれる
「帝王切開にしますか?」
私は即答
「お願いします」
😭
20:15からの手術開始が確定
陣痛促進剤の点滴は抜かれ
手術のためレントゲン撮影
剃毛
手術の説明、署名(私はできないので旦那へ)
あれよあれよと言う間に準備が進む
「あぁこれでよかったのかな」
「もっと頑張れたんじゃないかな」
「私の体のことを思ってくれてた先生に申し訳ない」
そんなことを考えながら
促進剤がなくなり間隔は延びたもののまだくる激痛に耐える
20:10車椅子で手術室へ移動
手前まで旦那が見送ってくれた
「行ってらっしゃい」
「行ってきます」
去り際の優しい笑みと心配そうな顔今でも覚えてる
つづく